J-CKD-DBについて

CKD に対する有効な予防・治療戦略を立案、実施するためには、疫学研究、臨床研究を実施し、得られたエビデンスに基づく治療指針(ガイドライン)の策定および改訂と普及、医療の質向上と均霑化の推進が必要となる。これまで日本腎臓学会が構築してきた腎臓病総合レジストリーの課題を補完すると同時に、今後、予後調査等の縦断研究も可能にしうる新規の全国規模の包括的CKD 臨床効果情報DB を構築することを目的とする。
厚生労働省は平成26 年度補正予算において、医療の質の向上や、費用対効果を踏まえた良質な診療方法の選択に資する、臨床効果データベース整備事業を実施することとし、これに当たり本事業を実施する団体として日本腎臓学会が採択された。従って、本研究は厚生労働省「臨床効果データベース整備事業」及び、「臨床研究等ICT基盤構築兼・人工知能実装研究事業」として実施するものである。
DB登録状況 2022.10.7時点
J-CKD-DB (2014.1.1~2014.12.31) 148,183件
J-CKD-DB-Ex (2014.1.1~2018.12.31) 152,815件
J-CKD-DB-Ex (2014.1.1~2020.12.31) 187,398件
J-CKD-DB-Ex (2014.1.1~2021.12.31) 251,659件
トピックス
- 2022年12月13日
- 2022年10月07日
二次研究
J-CKD-DB-Ex 二次研究の情報を公開します。≪「J-CKD-DB-Ex(我が国における慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease :CKD)患者に関する臨床効果情報の包括的データベースを利用した縦断研究)を用いたSGLT2投与後のBNPの変化、およびその変化に影響を与える因子の検討」についての情報公開文書≫
代表施設:
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科
≪「
ネフローゼ症候群における診療ガイドライン推奨の遵守割合と予後との関連」についての情報公開文書≫代表施設: 埼玉医科大学病院 腎臓内科
- 2022年09月01日
二次研究
J-CKD-DB-Ex 二次研究の情報を公開します。≪「我が国における慢性腎臓病患者に関する臨床効果情報の包括的データベースを利用した縦断研究(J-CKD-DB-Ex)における慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)と腎機能進行の関係」についての情報公開文書≫
代表施設:
九州大学医学研究院 病態機能内科学
≪「「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018」を基にした診療実態解明と腎予後への影響」についての情報公開文書≫
代表施設: 埼玉医科大学病院 腎臓内科
≪「腎臓学会主導の包括的データベース(J-CKD-DB-Ex)を用いたIgA腎症患者における腎予後規定因子の検討」についての情報公開文書≫
代表施設:
滋賀医科大学 NCD 疫学研究センター
- 2021年10月01日
お知らせ
J-CKD-DB-Exの関連論文がプレスリリースされました。
糖尿病治療薬:SGLT2 阻害薬の腎保護における新知 見を大規模リアルワールドデータにて証明― 腎臓学会主導の包 括的データベース(J-CKD-DB)を構築し検証 ―- 2021年10月01日
論文掲載
Diabetes Care 2021に論文が掲載されました。
"Kidney outcomes associated with SGLT2 inhibitors versus other glucose-lowering drugs in real-world clinical practice: The Japan Chronic Kidney Disease Database"
Nagasu H et al.,Diabetes Care 2021, 30 Sep 2021,DOI:https://doi.org/10.2337/dc21-1081