J-CKD-DBプロジェクトについて
プロジェクトの背景から、研究の全体像などについての情報はこちらから。
About
背景BACKGROUND
CKDに対する有効な予防・治療戦略を立案、実施するためには、疫学研究、臨床研究を実施し、得られたエビデンスに基づく治療指針(ガイドライン)の策定および改訂と普及、医療の質向上と均霑化の推進が必要となる。日本腎臓学会はこれまで、腎臓病総合レジストリー(J-KDR)を構築し、これを活用して1次、2次研究を展開してきた。
しかしながら、J-KDRには、
- 入力負荷が大きく、数万人規模以上のデータベース(DB)構築が困難である
- 予後調査等の前向き縦断研究が容易ではない
- ガイドラインが推奨する標準治療の普及や遵守率等を評価するためのQuality Indicator(QI)調査が困難である
- 人間が直接入力しているため情報の精度と粒度に対する懸念を払拭できない
以上の問題点解決のため新規手法によるデータベース作成が急務であった。
研究の目的PURPOSE
これまで本学会が構築してきたJ-KDRの課題を補完すると同時に、今後、予後調査等の縦断研究も可能にしうる新規の全国規模の包括的CKD臨床効果情報DBを構築することを目的とする。
厚生労働省は平成26年度補正予算において、医療の質の向上や、費用対効果を踏まえた良質な診療方法の選択に資する、臨床効果データベース整備事業を実施することとし、これに当たり本事業を実施する団体として日本腎臓学会が採択された。従って、本研究は厚生労働省「臨床効果データベース整備事業」及び、「臨床研究等ICT基盤構築兼・人工知能実装研究事業」として実施するものである。
研究体制SYSTEM
2021年7月1日 現在
新規の研究課題に関してはデータベース構築にご参加いただいた施設からに限って対応しております。
ご了承いただければ幸いです。
申請に関してのお問い合わせは、J-CKD-DB事務局(jckdext@med.kawasaki-m.ac.jp)までよろしくお願いいたします。
- 研究責任者
- 柏原直樹(川崎医科大学 高齢者医療センター 病院長)
- Steering Committee
-
委員長 柏原 直樹(川崎医科大学 高齢者医療センター 病院長) 副委員長 南学 正臣(東京大学) 副委員長 和田 淳(岡山大学) 副委員長 岡田 浩一(埼玉医科大学) 成田 一衛(新潟大学) 和田 隆志(金沢大学) 田村 功一(横浜市立大学) 矢野 裕一朗(滋賀医科大学) 横尾 隆(東京慈恵会医科大学) 丸山 彰一(名古屋大学) 中野 敏昭(九州大学) 神田 英一郎(川崎医科大学)
- J-CKD-DB事務局
- 柏原直樹、長洲一、岸誠司、板野精之、片岡浩巳(川崎医科大学 )
研究参加施設ORGANIZATION
J-CKD-DB
- 川崎医科大学
- 旭川医科大学
- 岡山大学
- 大阪大学
- 香川大学
- 金沢大学
- 九州大学
- 京都大学
- 高知大学
- 神戸大学
- 自治医科大学
- 島根大学
- 筑波大学
- 帝京大学
- 東京大学
- 東京女子医科大学
- 名古屋大学
- 新潟大学
- 福井大学
- 横浜市立大学
- 和歌山県立医科大学
J-CKD-DB-Ex
- 川崎医科大学
- 旭川医科大学
- 岡山大学
- 大阪大学
- 金沢大学
- 九州大学
- 京都大学
- 高知大学
- 筑波大学
- 東京大学
- 名古屋大学
- 新潟大学
- 横浜市立大学
- 埼玉医科大学
- 東京慈恵会医科大学
- 奈良県立医科大学
- 順天堂大学
- 滋賀医科大学
- 大阪市立大学
- 和歌山県立医科大学